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脇立

わきだて
名詞
1
標準
side-decoration elements on a traditional Japanese helmet
文例 · 用例
從つて古色蒼然たる脇立の青鬼赤鬼も、蛇矛、長槍、張飛、趙雲の概のない事はない。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
まして、大王の膝がくれに、婆は遣手の木乃伊の如くひそんで、あまつさへ脇立の座の正面に、赫耀として觀世晉立たせ給ふ。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
あの薬師の脇立になっております不動は、銘はありませんが、運慶か湛慶か、何人か名ある仏師の作でありましょう、ちょいと変っております」 傍にいた住職が云った。
田中貢太郎 不動像の行方 青空文庫
祠の中の縁起を書いた脇立は、其処から右の方の山の下に見えていた建物の大きな豪家にあるので、其処から持って来て見せてくれると云うことになっていたから、私達は祠の縁に腰を掛けて煙草を喫みながら話していた。
田中貢太郎 不動像の行方 青空文庫
県会議員をしていると云う有志の一人が檮の木で作った脇立と、隣村の城主の一族で長宗我部に滅されて其処で自殺したと云う武士の位牌を持って来て、祠の裏から内へ入って内から木連格子を開けてくれた。
田中貢太郎 不動像の行方 青空文庫
私は木像をひとわたり見た後に檮の脇立を借りて眼を通した。
田中貢太郎 不動像の行方 青空文庫
「薬師脇立不動之儀、正徳歳中山内監物殿御盗被成候所、於当村不思議之事出来仕、是ハ不動尊無御座故ト申、迎帰、薬師一同奉修覆畢」 と云う文句があった。
田中貢太郎 不動像の行方 青空文庫
「金の脇立物、朱漆の具足の士と槍を合せたが、その武者振見事であった」と語った処が、その武者が主人の河内であることが判り、互に奇遇を嘆じたと云う話がある。
菊池寛 賤ヶ岳合戦 青空文庫