居待ち
いまち
名詞
標準
sitting while waiting
文例 · 用例
「ははあ角口に隠れていて、居待ち討ちにしようというのだな」 葉之助は用心した。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
蔭へ身を隠した小一郎は、刀の鯉口をプッツリと、切り、ソロリと抜くと左手を上げ、タラリと下がった片袖の背後へ、右手の刀を隠したが、自然と姿勢が斜めになる、鐘巻流での居待ち懸け、すなわち「罅這」の構えである。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
熊太郎も中段、心押し静め、既に十数人斬り斃しながら、腕にも肩にもしこり一つ来ない、柔い体を柔く保ち、仕掛けては行かぬ「居待ちがけ」に、しっくりと構え呼吸を整えた。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
それにも関らず宗三郎、進まず退かず居待ち懸け、生え抜いたように立っている。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
馬場はいつになくはればれと微笑み、私の肩をぽんと叩いて、「日本で一番よいまちだ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
これは別なことだが、いまちょっと胸に浮んだから書いておく。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
銀座通りといふ賑やかな美しいまちがある。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
甲府は、日ざしの強いまちである。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
作例 · 標準
縁側で茶をすすりながら、友の来訪を居待ちする。
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立ち疲れたので、ロビーのソファで居待ちすることにした。
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秋の夜長、虫の音を聞きながらのんびりと居待ちを決め込む。
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