余席
よせき
名詞
標準
unoccupied seat
文例 · 用例
」 若い弁護人は自分の担任した被告の妻と妹とに判決の結果を通知する電報を認めなければならなかつたが、こんなごたついて居る処では、それを認める余席もないと思つて、廊下へ出た。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
それは「死ぬのがいやだ」「生きていたい」「生きる余席の有る限りはどうあっても生きなければならぬ」「死にはしないぞ」という本能の論理的結論であったのだ。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
彼はいよいよせきこんだ調子になり、「まだ学校からは何ともいって来ないんですか。
— 第四部 『次郎物語』 青空文庫
主治医は、寝台に椅子をよせきって、無言を守っていた。
— 吉川英治 『かんかん虫は唄う』 青空文庫