座骨
ざこつ
名詞
標準
文例 · 用例
病者に対する同情は座骨者に対するギプス繃帯のようなもので、薬剤や手術のような働きはしないけれども、外に在って不知不識の間に病者を助ける。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
肺結核、カリエス、座骨神経痛、痔と――痔だけは、癒ったが、神経痛の為、立居も不自由である。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫
座骨神経痛というのは風邪とともにおこるものだそうです。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
夕飯のあと、私はそれは神経痛だから暖めて横になればいいだろうと云っていたけれども、まるで不安な顔つきをしているので、不安で安眠しなかったりするといけないと思って、佐藤さんに来て貰って、どこか押して、はっきり座骨神経痛と云われて安心してよく眠ったようです。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
しかしこの二、三年以来重い物を抱える際に突然座骨神経痛様の強い痛みが偶発する事があるが、それはおよそ一ヵ月位で自然に全快します。
— 第二部 混混録 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫