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遅摩

おそ摩
名詞
1
標準
文例 · 用例
それから天皇はある年、多遅摩毛理という者に、常世国へ行って、香の高いたちばなの実を取って来いとおおせつけになりました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
遅摩毛理はかしこまって、長い年月の間いっしょうけんめいに苦心して、はてしもない大海の向こうの、遠い遠いその国へやっとたどり着きました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
遅摩毛理はそのことを承ると、それはそれはがっかりして、葉つきの実を四つと、葉のないのを四つとを、天皇のおそばにお仕え申していた兄媛にさしあげたうえ、あとの四つずつを天皇のお墓にお供え申しました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
例の垂仁天皇のお言いつけによって、常世国へたちばなの実を取りに行ったあの多遅摩毛理は、日矛の五代目の孫の一人でした。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
高天原天岩戸の条に、常世の長鳴鳥のこと見え、また崇神帝の多遅摩毛理を常世国に遣して、非時香果を求めしこと、国史に見ゆ。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫
また息長の宿禰の王、河俣の稻依毘賣に娶ひて、生みませる子、大多牟坂の王、こは多遲摩の國の造が祖なり。
校註 古事記 古事記 青空文庫
〔時じくの香の木の實〕 また天皇、三宅の連等が祖、名は多遲摩毛理一を、常世の國二に遣して、時じくの香の木の實三を求めしめたまひき。
校註 古事記 古事記 青空文庫
かれ多遲摩毛理、遂にその國に到りて、その木の實を採りて、縵八縵矛八矛四を、將ち來つる間に、天皇既に崩りましき。
校註 古事記 古事記 青空文庫