悲況
ひきょう
名詞
標準
文例 · 用例
しかるにその後の趨勢は頓に一変して貿易市場における信用全く地に落ち、輸出高|益※減退するの悲況を呈するに至れり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
今までドンナ悲況に陥っておりましても、私を見ると直ぐにニコニコして何か話かけたりしておりましたものが、この頃はソンナ気振も見せませぬ。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
新島君の死後同志社も一時|紛紜のために頗る悲況に陥ったが明治二十九年我輩が再び外務大臣になった時にまた偶然にもその処置調停に関係する事となり、爾来また種々なる相談までも受け「社友」というものになって同志社女学校の世話までも頼まれるなど、関係は今に連続している。
— 二十回忌に際して 『新島先生を憶う』 青空文庫