波戸場
はとば
名詞
標準
文例 · 用例
何しろ横浜のメリケン波戸場の事だから、些か恰好の異った人間たちが、沢山、気取ってブラついていた。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
どこをも、別荘の園のあるあたりをも、波戸場になっているあたりをも、ずっと下がって、もう河の西岸の山が畠の畝に隠れてしまう町のあたりをも、こんた黒い男等の群がゆっくり歩いている。
— シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 『鴉』 青空文庫
そこから波戸場の一部と水平線が見える。
— 岸田國士 『牛山ホテル(五場)』 青空文庫
十五日の夜満潮が波戸場の岸を浸す頃を見計らつて、私達は蓮の葉に盛つた供物と共に精霊棚を流した。
— 正宗白鳥 『月を見ながら』 青空文庫