仏蘭西
フランス
名詞頻度ランク #861 · 青空 2144 例
標準
France
文例 · 用例
此の十九世期の一仏蘭西女、此のフェイドオ劇場の一女優、此の巡業家の妻、此の子供を育てるに実に良心的でやさしさ此の上もなかつた一小市民――それがコリンヌ風な意味ででもサッフォ風な意味ででも抒情的な詩人であつたといふわけである。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
コルビエールは、ヴ※ルレーヌの有名な批評集、『生得の詩人達(〔Poe`tes maudits〕)』(五人の詩人が挙げられてゐる)にも出てゐて、仏蘭西では知れ渡つた詩人である。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
堀口大學君は、仏蘭西語の訳詩者として定評がある。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
ボードレエルは、ポオを仏蘭西人に正価で売つた。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
これが即ち文化の余裕といふものであり、昔の日本の江戸や、今の仏蘭西の巴里などで、この種の閑人倶楽部が市中の至る所に設備されてるのは、文化が長い伝統によつて、余裕性を多分にもつてる証左である。
— 萩原朔太郎 『喫茶店にて』 青空文庫
仏蘭西、伊太利、独逸、露西亜、どの国のものだか分らなくなることもあるのです。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
濃く縮れた髪の毛を、程よくもじょもじょに分け仏蘭西髭を生やしている。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
上歯と下歯がきっちり合い、引緊って見える口の線が、滑かになり、仏蘭西髭の片端が目についてあがる――父親は鮨を握り乍らちょっと眼を挙げる。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代の文学作品を読んでいると、「仏蘭西」という漢字表記が頻繁に登場して時代を感じさせる。
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パリ万国博覧会を視察した日本の使節団は、当時の仏蘭西の近代的な都市風景に大きな衝撃を受けた。
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祖父の書斎から、戦前に出版された色褪せた『仏蘭西語辞典』が出てきた。
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