幣殿
へいでん
名詞
標準
hall of offerings (at a shrine)
文例 · 用例
頂上には旅人宿めいた室、勧工場然たる物産陳列所、郵便局、それから中央の奥宮社殿は、本殿、幣殿、拝殿の三棟に別れて、社務所、参籠所も附属している。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
和歌山県の神主の総取締りする人が新聞で公言せしは、神社は正殿、神庫、幣殿、拝殿、着到殿、舞殿、神餐殿、御饌殿、御炊殿、盛殿、斎館、祓殿、祝詞屋、直殿、宿直所、厩屋、権殿、遙拝所の十八建築なければ設備全しと言うべからずとて、いかに神林大いに茂り四辺神さびたる神社を見るも、設備足らずとてこれを滅却す。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
奉幣殿の上からは奥深い樹海の道で、すぐ目の前に見えていた遍路たちもいつか木隠れに遠ざかってしまうと、全くの無人境を私は一歩々々孤りで辿るのである。
— 杉田久女 『英彦山に登る』 青空文庫
いつもの通り奉幣殿上のくらい杉木立にさしかかった時には、どういうものか、女一人で、人気もない山道を登ってゆくのはあんまり大胆な、とつい気後れがし出すと、坂の中途で行ったりかえったり、立ちすくんでしまった。
— 杉田久女 『英彦山に登る』 青空文庫
(英彦山は天照大神のみ子天忍穂耳尊天降りの地という) 私は三時に奉幣殿に下りてきて、今年最終の英彦山詣りを無事にすました。
— 杉田久女 『英彦山に登る』 青空文庫
作例 · 標準
神主が幣殿で厳かに祝詞を奏上し、供え物を捧げた。
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この神社の幣殿は江戸時代初期に再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。
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拝殿の奥にある幣殿は、一般の参拝客は立ち入ることができない神聖な場所だ。
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