色をなす
いろをなす
表現動詞-五段-サ行
標準
to turn red (with anger)
文例 · 用例
自然主義文学に共通の特色をなす、全体的なことを書きながらも、その中の個の追求が、こゝでも主眼となっている。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
三つの生活様式の中間色をなす、過渡期の生活が起滅する間に、新しい生活様式が甫めて成就されるであろう。
— 有島武郎 『広津氏に答う』 青空文庫
あの筆法で探偵物を書いたら、是又一特色をなすだろう。
— 国枝史郎 『探偵小説を作って貰い度い人々』 青空文庫
(――特色をなす多くの襞や色どりの各々を、真にユニークな作者自身の感覚で、生一本に、純に、強く感覚することによって。
— 宮本百合子 『読者の感想』 青空文庫
その不幸は、しかしながら、あなたの特色をなすもので、あなたの魂の優越をあかしするものであると思って自ら慰めています。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
譬えば今、少年の生徒、酒色に溺るるの沙汰もなくして謹慎勉強すれば、父兄・長老に咎めらるることなく、あるいは得意の色をなすべきに似たれども、その得色はただ他の無頼生に比較してなすべき得色のみ。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
あるいは真の隠者にあらざるも、世間の付合いを好まずして一家に閉居し、俗塵を避くるなどとて得意の色をなす者なきにあらず。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
ただ細い釣竿にずっと黄色をなするのは存外彼にはむずかしかった。
— 芥川龍之介 『少年』 青空文庫
作例 · 標準
自分の信念を真っ向から否定された学者は、珍しく色をなして反論の言葉をまくしたてた。
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「誰に向かって口をきいているんだ!」 普段は穏やかな父が、兄の放言に対して色をなして怒鳴りつけた。
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汚職の疑いをかけられた政治家は、記者の質問に対して色をなして潔白を主張した。
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