女中奉公
じょちゅうぼうこう
名詞
標準
domestic service
文例 · 用例
弟の純次は低能に近いといっていいから尋常小学だけで学校生活をやめたのはまずいいとしても、妹のおせいに小樽で女中奉公をさせておかねばならぬというのは、清逸の胸には烈しくこたえていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
清逸への仕送りの不足がちなのも、一人娘を女中奉公に出さねばならなかったのも、人知れぬ針となってその良心を刺しているのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
彼女はこの五年の間の苦しい女中奉公の生活――それは光明も何もない、長い苦しみの一つらなりだった――を思いめぐらした。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
権右衛門は沖仲士、市治郎は馬力挽き、伝三郎は寿司屋の出前持、千恵造は代用教員、三亀雄は高利貸の手代、まつ枝、たみ子は女中奉公、いってみればそれ/″\に苦難の道だった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
人の出盛る頃に運悪い夕立が来て、売物の扇子を濡らしてはと慌てゝしまいこみ、大風呂敷を背負ったまゝあるしもたやの軒先に雨宿りした、が、何の因果かそこは妹のまつ枝が女中奉公している家だった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
銀子とは大分時代の違う按摩の娘は、この二三年二人とも上野の料亭山下に女中奉公をしているうちに、亀井戸に待合を買ってもらったとか、貧乏なブリキ屋の娘が、テケツ・ガールから請負師の二号になり、赤ん坊を大した乳母車に載せて、公園を歩いていたとか。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
そして西河岸の同じ町内に女中奉公をして、陰ながら子供の様子を見守っていたのだった。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
四十|親仁で、これの小僧の時は、まだ微禄をしません以前の……その婆のとこに下男奉公、女房も女中奉公をしたものだそうで。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
作例 · 標準
若い頃、彼女は裕福な家庭で女中奉公をしていた経験がある。
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女中奉公は、現代ではあまり一般的ではないが、昔は多くの女性が従事していた職業だ。
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彼女の祖母は、女中奉公をしながら、家族のために必死にお金を貯めた。
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