錦衣
きんい
名詞
標準
fine clothes
文例 · 用例
錦衣還郷が人情ならば、襤褸をさげて故園の山河をさまようのもまた人情である。
— 種田山頭火 『故郷〔扉の言葉〕』 青空文庫
私にとって、せめて錦衣のつもりなのであった。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
旧臣|猶錦衣にして、旧帝|既に布衲なり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
越王勾踐破呉歸 越王勾践 呉を破りて帰る義士還家盡錦衣 義士家に還りて尽く錦衣なり。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
「義士家に還りて尽く錦衣なり、」私はこんな文章を好まない。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
「錦衣なり」「春殿に満つ」と現在に読むのもいけない。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
越王勾践、呉を破りて帰るや、義士家に還りて尽く錦衣、宮女花の如く春殿に満ちしかど、只今惟だ鷓鴣の飛ぶ有り。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
真に是れ無縫天上の錦衣。
— 芥川龍之介 『「鏡花全集」目録開口』 青空文庫