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山脚

さんきゃく
名詞
1
標準
文例 · 用例
山脚は海の中に、山頂は雲の中に、山腹は雪の中にもみにもまれながら、決して動かないものが始めて君たちの前に現われたのだ。
有島武郎 生まれいずる悩み 青空文庫
山脚の一小部分が崩れて小さな溪流が一時塞がれたまゝである。
長塚節 痍のあと 青空文庫
眼を放てば、平野の盡くる所山脚遠く長く走りて、而かも粹然として峯頭濃雲のうちにかくるゝものは赤城なり。
長塚節 草津行 青空文庫
山脚赤城の如く緩かならず自ら雄偉の姿を缺くと雖、なほ且秀容直ちに登臨の念を起さしむるものは榛名なり。
長塚節 草津行 青空文庫
然り此地而已高しと雖、山脚の緩なる概ね一帶の高原をなす。
長塚節 草津行 青空文庫
異臭あり、蓋し鑛泉の然らしむるもの、前方溪の通ずる所、左右の山脚急に下りて相交差す。
長塚節 草津行 青空文庫
道即ち之を分つ山脚なり。
長塚節 草津行 青空文庫
併し、私の生まれた部落は、北方の丘陵に近く、南方の山脚を洗う荒雄の水音を、微かに聞く地点なのである。
――私の郷土を語る―― 荒雄川のほとり 青空文庫