ばか
ばか
副詞
標準
文例 · 用例
入り口は黒板べいの一部を切りあけ、形ばかりという門がまえだ。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
家はずいぶん古いけれど、根継ぎをしたばかりであるから、ともかくも敷居鴨居の狂いはなさそうだ。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
きどって黙っていた、むかしのおもかげがただその形ばかりに残ってるのだ。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
糟谷は三十になったばかり、若手の高等官として、周囲から多大の希望を寄せられていた。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
職務に忠実な考えからばかりではないのだ。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
恋愛などということただただばかげてるとばかり思っていたが、恋愛のとぼしい結婚はじつにばかげておった。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
ばかげているというよりも、いまはそのあさはかな結婚のために、たまらないいやなくるしみをせねばならぬことになった。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
いっそのこと別れてしまえばかえって気は安いが、やはり男の子ふたりのかすがいが不本意に夫婦をつないでおくのだろう。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫