矢束
やつか異読 やづか・やずか・やたば
名詞
標準
arrow length
文例 · 用例
目に止まらぬ速度で発射される微細な火弾が、目に見えぬ空中の何物かに衝突して砕けでもするように、無数の光の矢束となって放散する、その中の一片はまたさらに砕けて第二の松葉第三第四の松葉を展開する。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
すると矢束を胸に抱えた、甚吉という老人が、母屋の方から走って来た。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
三 諸所へ火を放ち、矢束を射込み、鼓を鳴らし、鬨の声をあげなどして、張飛の夜襲はまことに張飛らしく、派手に押しよせてきた。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
――よろい櫃やら矢束やら。
— みなかみ帖 『私本太平記』 青空文庫
序戦、半日の矢戦では、新田軍はほとんど所持の矢束を費いつくし、ぜひなく小手指ヶ|原の北方へ、一時その陣を遠く退いた。
— 新田帖 『私本太平記』 青空文庫
矢束の量は、半日の矢戦でも、たいへんな数を消耗する。
— 新田帖 『私本太平記』 青空文庫
矢三百本を一ト搦げとした矢束一カは水を充たした桶ほどな重量である。
— 新田帖 『私本太平記』 青空文庫
ぼくらからみると、ここは厚い立派な地層で、百二十万年ぐらゐ前にできたといふ証拠もいろいろあがるけれども、ぼくらとちがったやつからみてもやっぱりこんな地層に見えるかどうか、あるひは風か水やがらんとした空かに見えやしないかといふことなのだ。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
弓道では、矢束の長さが射手の体格に合わせて決められる。
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師範は弟子の矢束を測り、適切な弓を選んだ。
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的までの距離と矢束のバランスが、射の正確さに影響する。
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標準
bundle of arrows
作例 · 標準
武士は、いざという時のために常に矢束を携帯していた。
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訓練場には、何本もの矢束が整然と置かれていた。
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狩人は、森に入る前に矢束の矢の本数を確認した。
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