悪王
あくおう
名詞
標準
文例 · 用例
驚倒す暗中銃丸跳るを、野田城上|笛声寒し、誰か知らん七十二の疑塚、若かず一棺湖底の安きに 最後の二句を解釈すると、昔|支那に悪王があって、死後塚の発かれんことを恐れ、七十二個の贋塚を作ったが、それでもとうとう発かれてしまった。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
無情のボナハルテ(悪王の名)なりとも、いかでかこれにかんぜざらんや、わが舶すでにさりし後も、ひさしく船中より手をあげて其情をしらしめり。
— ――伊波文学士の『古琉球』に及ぶ―― 『南嶋を思いて』 青空文庫
(c)彼ら善王は、悪王の記憶が彼らのもののように考えられてはやりきれないからだ。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫