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山容水態

さんようすいたい
名詞
1
標準
scenic beauty of mountains and streams
文例 · 用例
夜は山精木魅の出でて遊ぶを想はしむる、陰森凄幽の気を凝すに反してこの霽朗なる昼間の山容水態は、明媚争か画も如かん、天色大気も殆ど塵境以外の感無くんばあらず。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
たゞこれは山容水態、淡装をこらした美女佳妓の侍座する四畳半式なだけだ。
河東碧梧桐 南予枇杷行 青空文庫
深い森林と澄める水と清い空気とは、山容水態を美ならしむる所以であって、若し森林がなかったならば、如何に谷が入り込んでいようとも、幽邃の趣は終に見ることを得ないであろう。
木暮理太郎 渓三題 青空文庫
私は以前にも度々箱根へ遊びに来たので、此辺の地勢にも比較的明かるい積りでしたが、宏壮な彼の邸が蟠踞してから山容水態が悉く一変して了った事を感じました。
谷崎潤一郎 金色の死 青空文庫
彼方が、源平両軍の激戦地、相引川というのでして……」と頃は寿永二年の平家都落ちから始まって元暦二年の屋島、壇ノ浦までの戦史を、読むように、しかも、歴史に誤謬はあろうと、山容水態はまちがいない実景をいちいち指さして談古嶺の長講一席の後、「さ、どうぞ、お茶でも」と見事に結ぶ。
吉川英治 随筆 新平家 青空文庫
作例 · 標準
この絵画は、山容水態の美しさを巧みに表現している。
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