復讐の念
ふくしゅうのねん
名詞
標準
desire for vengeance
文例 · 用例
彼はもう自暴自棄になり、ただひたすら復讐の念に燃えていた。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
モリアーティ一味の者に対する審問は、その中の最も怖るべき人物で、僕に対しては最も復讐の念に燃えている者を二人も放免してしまった。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
切角遊びに来ても、碌々食ふものもなく、酒もつゞかず、その上何時まで待つても私の復讐の念がぱつとしないので、気短かな鶴巻と銀原は、退屈して散歩に出かけようとした。
— 牧野信一 『武者窓日記』 青空文庫
そして、彼女の傲慢な態度を見て、これまで感じたことのないほど深い復讐の念に燃えました。
— 小酒井不木 『痴人の復讐』 青空文庫
もとより彼女はその時、五人のものをさえ見わけがつかぬのでしたが、その魂に刻みこまれた復讐の念は、彼女の肉体の存する限り、いや、肉体が亡びてもなお残るであろう程強いものだったと思います。
— 小酒井不木 『狂女と犬』 青空文庫
そうだ、ともすれば鈍ろうとする復讐の念を強めるためにも、また時あって湧き起こる惻隠の情を消すためにも……」「どうなされました。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
そういう復讐の念に燃えるので、滝之助は赫々と上気して、汗は泉の如く身内に吹き出た。
— 江見水蔭 『怪異黒姫おろし』 青空文庫
厭世観と復讐の念、そうした夫の心裏を読みつくして、死なば共にとの意気を示し、死ぬ覚悟で新しい生活の領土を開拓し、生命の泉を見出そうではないかと、勧めはげましたのは奴であった。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
作例 · 標準
裏切りを知った彼の目には、強い復讐の念が宿っていた。
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復讐の念を乗り越え、彼は赦しを選んだ。
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