詠み込む
よみこむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to include (a season word, place name, etc.) in a poem
文例 · 用例
昔の歌よみは、いはゆる名所なる者を一度も見ずしていい加減に歌に詠み込む者なれば、その名所の歌といふも多くはその地の特色を現したる者に非ず、ただ古歌に拠りてどこそこは千鳥の名所なり、どこそこは山吹の名所なりといふに過ぎず。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
之は前記吉田さんの詩中にある「龕」といふ字を詠み込む為に作られた歌だからである。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
歌に詠み込む為に、さうした風土記を献らしめた訣で、謂はゞ、悠紀・主基の歌を作る種である。
— 折口信夫 『古代中世言語論』 青空文庫
自分の恋しくおもう男、即ち夫の声が人なかにあってもはっきり聞こえてなつかしいというので、何でもないようだが短歌のような短い抒情詩の中に、こう自由にこの気持を詠み込むということはむつかしい事なのに、万葉では平然として成し遂げている。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
この傾向のさらにはなはだしいものは、一定の言葉を詠み込む歌である。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
作例 · 標準
短歌には、季節の言葉を巧みに詠み込むのが伝統だ。
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彼は故郷の美しい風景を、短歌に詠み込んだ。
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万葉集には、人々の生活や感情が素直に詠み込まれている。
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