五葉の松
いつはのまつ
名詞
標準
Japanese white pine (Pinus parviflora)
文例 · 用例
五葉の松でもあればこそ、落葉松の実生など、余り佳いものでもないが、それを釣瓶なんどに植えて、しかもその小さな実生のどうなるのを何時賞美しようというのであろう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
五葉の松の縫いつぶし。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
○靈山御山の五葉の松、竹葉なりとぞ人はいふわれも見る竹葉なりとも折りてもこん閨のかざしに。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
敷居は蝦夷松、五葉の松の取り合せ。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
三 庭木 新しい僕の家の庭には冬青、榧、木斛、かくれみの、臘梅、八つ手、五葉の松などが植わっていた。
— 芥川龍之介 『追憶』 青空文庫
が、五葉の松だけは何か無気味でならなかった。
— 芥川龍之介 『追憶』 青空文庫
床脇には、五葉の松の鉢が飾つてあり、ずらりと、趣味の惡い元祿の座蒲團が竝んで、もう、席はそろそろ亂れかけてゐる。
— 林芙美子 『雪の町』 青空文庫
当年流行の新月色に、眼も眩ゆい春霞と、五葉の松の刺繍を浮き出させた裲襠。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
祖父が大切に手入れしている庭の五葉の松は、樹齢百年を超える見事な枝ぶりだ。
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盆栽展で最優秀賞に選ばれたのは、鉢植えの丹念に育てられた五葉の松だった。
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新しい家のシンボルツリーとして、玄関前に小さな五葉の松を植えた。
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庭師が五葉の松の剪定作業をしながら、葉の付き方について丁寧に教えてくれた。
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