火鑽
ひきり
名詞
標準
hand drilling (to start a fire)
文例 · 用例
そして思ひきり彼を抱擁したく、こみあげてくる友情で胸がいつぱいになつてしまつた。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
僕はどうかして一度、牧水氏と思ひきり酒を飮み、倒れるところまでやつて見たいと考へてゐた。
— 萩原朔太郎 『追憶』 青空文庫
三人は、思ひきり聲をたてて笑ひ崩れた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
子供は腰から下が自由になつたので、思ひきりばた/\と両脚でもがいてゐる。
— 有島武郎 『An Incident』 青空文庫
而してその灰皿を新川の水の中に思ひきり力をこめてたゝきこんだ。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
私は思ひきり甘つたれて泣いてゐた。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
さうした悲しい移住者は、思ひきりよく故郷と縁を絶つては來たものの、一足都會の土を踏むともう直ぐその古びた、然しながら安らかであつた親讓りの家を思ひ出さずにはゐられない。
— 石川啄木 『田園の思慕』 青空文庫
夏の分は思ひきり明るくなつてゐる。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
作例 · 標準
キャンプで火鑽の道具を使い、原始的な方法で火を起こしてみる。
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神社の儀式では、今でも火鑽による発火が行われている。
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煙が出るまで火鑽の棒を回し続けるのは、かなりの体力を消耗する。
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