逸れる
はぐれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to lose sight of (one's companions)
文例 · 用例
今若し劔を執つて人と相鬪つて居るとすれば、一念の逸れると同時に、斬り殺されて仕舞ふべきなのであるでは無いか。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
美術、舞踊、文学、すべて御多分に洩れず、それぞれの紋切型があり、この型を逸れることはむつかしいのである。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
ジェームスジョイスなどこの紋切型を破ろうとして大胆不敵な「ユリシイズ」を書いたが(「……」と彼は言った)などという月並みな文章がやはりはいっていて、何から何まで小説の約束から逸れるというわけには参らなかったようだ。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
そのトンネルはなにがしの富豪の別邸の前通りであるが、これがとても長いのでほどほどにして右の小径へ逸れるとやつと蜜柑畑の中道となるのだ。
— 北原白秋 『蜜柑山散策』 青空文庫
なぜかというと、法廷というものは、証拠の一般の原則――承認された、書物に書いてある原則に従って動くので、特殊な例に出会ってもそれから逸れることを嫌うからなんだ。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
今もし剣を執って人と相闘っているとすれば、一念の逸れると同時に斬り殺されて仕舞う状態ではないか。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
そんな折には早く絶念をつけて、物の半町と後を蹤けないうちに横町へ逸れるなり、理髪床へ飛び込むなりするが可い。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
人間の子供が、夢中で鬼ごっこをし、「いやあ」と逃げ出すはずみに溝へころげ込むように蠅共は、ついと逸れる拍子に、紙へぶつかる。
— 宮本百合子 『蠅』 青空文庫
作例 · 標準
人混みの中で友人と逸れてしまい、焦った。
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子供が親とはぐれないように、しっかりと手をつないだ。
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山道でグループから逸れてしまい、一人で下山することになった。
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標準
to miss (one's chance to ...)
作例 · 標準
せっかくのチャンスを逸れてしまい、後悔している。
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彼女は、結婚のタイミングを逸れてしまったと感じている。
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その会社への入社は、一度逸れてしまったが、諦めずに再挑戦した。
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