幻辞.com

名詞
1
標準
文例 · 用例
うっとりするまで、眼前真黄色な中に、機織の姿の美しく宿った時、若い婦人の衝と投げた梭の尖から、ひらりと燃えて、いま一人の足下を閃いて、輪になって一ツ刎ねた、朱に金色を帯びた一条の線があって、赫として眼を射て、流のふちなる草に飛んだが、火の消ゆるが如くやがて失せた。
泉鏡花 春昼 青空文庫
」 と言う時、機を織った少い方の婦人が目に浮んだ、赫として菜の花に。
泉鏡花 春昼 青空文庫
薄 (薄暗き中に)御覧、両眼|赫と、牙も動くように見えること。
泉鏡花 天守物語 青空文庫
(卓子を軽く打って立つ)貴女は栄が見せびらかしたいんだな。
泉鏡花 海神別荘 青空文庫
美女 (怯れたる内端な態度)もうもう、決して、虚飾、栄を見せようとは思いません。
泉鏡花 海神別荘 青空文庫
」 二、三の散佚はあろうが、言うまでもなく、堂の内壁にめぐらした八の棚に満ちて、二代|基衡のこの一切経、一代|清衡の金銀泥一行まぜ書の一切経、並に判官贔屓の第一人者、三代|秀衡老雄の奉納した、黄紙宋板の一切経が、みな黒の珠玉の如く漆の架に満ちている。
泉鏡花 七宝の柱 青空文庫
」「頼んます、はい、どうぞお前様持たっせえて、ついでにその法衣着さっせえ姿から、光明|赫と願えてえだ。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
葛上亭長、芫青、地胆、三種合わせた、猛毒、膚に粟すべき斑と招いていた。
泉鏡花 燈明之巻 青空文庫