陣替え
じんがえ
名詞
標準
文例 · 用例
いまさらここで陣替えとは」「でも、まったく思いもよらぬ奇計が敵にあってはぜひもありません。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
いまのうちに、ぜひとも、他のよき場所へ、御陣替えねがわしく、御秘策もあることとは存じますが……」 と、畏る畏る希望を陳べた。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
森武蔵の兵が、潮のひく如く、いつのまにか、青塚を退き、何処へか、陣替えしましたか、行く先がわかりませぬ」 と、報じた。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
ただちに陣替えが、行われた。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
「山国勢は、先に出ろ」 これは夕方の陣替えに編成され直していた約束だった。
— 新田帖 『私本太平記』 青空文庫
然るに長政の軍慮を承り、御存じの如く某は三ヶ年濃州に罷在りて信長の処置を見覚えて候ふが、心のはやきこと猿猴の梢を伝ふ如き振舞に候へば三田村まで御陣替あらば必ずその手当を仕り候ふべし。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
兎角する内に、横山の城中の者も後詰なきを恨み降参して敵へ加はるまじきにもあらず、信長当方へ打入りしより以来、心のまゝに働かせ候ふこと余りに云甲斐なし、早く御陣替然るべし。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
朝倉殿には遠州勢を防ぎ給はり候ふべしと定めて陣替の仕度をぞ急がれける。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫