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名詞
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標準
文例 · 用例
其處で僕は昨日チエホフの『ブラツクモンク』を讀さして思はずボズさんの事を考へ出し、其以前二人が溪流の奧深くつて「やまめ」を釣つた事など、それからそれへと考へると堪らなくなつて來た。
国木田独歩 都の友へ、B生より 青空文庫
人家を離れて四五|丁もると既に路もなければ畑もない。
国木田独歩 都の友へ、B生より 青空文庫
瀬を辿つて奧へ奧へとるに連れて、此處彼處、舊遊の澱の小蔭にはボズさんの菅笠が見えるやうである。
国木田独歩 都の友へ、B生より 青空文庫
そして来て見ると、兼ねて期したる事とは言え、さてお正は既にいないので、大いに失望した上に、お正の身の上の不幸を箱根細工の店で聞かされたので、不快に堪えず、流れをって渓の奥まで一人で散歩して見たが少しも面白くない、気は塞ぐ一方であるから、宿に帰って、少し夕飯には時刻が早いが、酒を命じた。
国木田独歩 恋を恋する人 青空文庫
その二百三十九 わたくしは京水本系図の来歴よりつて水津本系図の来歴に及び、水津本が京都で歿した水津官蔵の手より、江戸にゐる女の手にわたつたことを言つた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
是等は根本資料につて検せなくてはならない。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
予(蒲松齢)は庚戌の歳、南に遊んで州に往き、雨にへだてられて旅舎に休んでいたが、そこに劉生子敬という者がある。
田中貢太郎 蓮香 青空文庫
此より上にれば、即ち上牢下牢関、皆な山水清絶の処なり。
その七 ――放翁詩話三十章―― 放翁鑑賞 青空文庫