手取り
てどり
名詞頻度ランク #20820 · 青空 131 例
標準
after tax income
文例 · 用例
石の急壁を登りかけていると、雷鳥が一羽、ちょこちょこと前を歩いている、晃平が、狙いをつけて一発放したが、禽は横に逸れて、截られた羽が、動揺した空気に白く舞った、一行手取りにするつもりで、暫く追いかけて見たが、掌中の物にはならなかった。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
それにこの頃は何でも話が手取り早くて、まるで電気のようでさ、そしていろいろの手があって面白いじゃないか」 そういう言葉に執成されたあとで、年下の芸妓を主に年上の芸妓が介添になって、頻りに艶めかしく柚木を取持った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
「寒からずや、早く帰れ我子」いいつつ紀州の手取りて連れ帰りぬ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
しばししてこの熱を見よと紀州の手取りて我|額に触れしめ、すこし風邪ひきしようなりと、ついに床のべてうち臥しぬ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
骨董は古銅の音転などという解は、本を知らずして末に就いて巧解したもので、少し手取り早過ぎた似而非解釈という訳になる。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
あるいは吹き抜き廊下のせいだというはなはだ手取り早で少し疑わしい学説もある。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
そして手取り早く巻帯を解くと素裸かになって、ぼりぼりと背中を掻いていたが、今まで着ていた衣物を前から羽織って、ラムプを消すやいなや、ひどい響を立てて床の中にもぐりこんだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
神職 じたばたするなりゃ、手取り足取り……村の衆にも手伝わせて、その婦の上衣を引剥げ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
作例 · 標準
給与明細を確認したところ、額面は増えていたが税金も高くなっていて、結局手取りは変わらなかった。
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彼は毎月の手取り額を計算しながら、将来のために少しずつ貯金を続けている。
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初任給の手取りが予想よりも少なかったので、しばらくは節約生活を送る必要がありそうだ。
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