遠駆け
とおがけ
名詞動詞-サ変
標準
long gallop
文例 · 用例
一日は琵琶湖に舟をうかべて暮し、あくる日は伊吹の山すそで猪狩りをした、また鈴鹿の山へ遠駆けをして野営のいち夜にむかしを偲んだりもした。
— 山本周五郎 『青竹』 青空文庫
「それでは権現沢まで遠駆けをする、供を致せ」 こう云って性急に立った。
— 山本周五郎 『竹柏記』 青空文庫
右のうち吹針には他の武技をもって試合することを得、また遠駆けには相手方、騎乗徒歩いずれにても随意たるべきもの也。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
大講会総奉行大久保石見守(花押)試合検証鐘巻一火三 正当な武芸とはいわれぬ、幻術や遠駆けなどの試合を提示してきたのを見ると、一同は、かれらのひきょうな心底を観破して、一|言のもとに、それをはねつけようと思った。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
そのかわりに……」 と、鐘巻一火は中にはさまってこまりはてたあげく、窮余の一|策を持ちだして、「最後の勝負、遠駆けのおりに、あの大鳥居をめあてとして馳けさせ、そうほう、その矢を持ちかえってくるとしたらどうであろうか。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
ところが、徳川家の者たちは、それを聞くと、むしろ僥倖のように気勢をあげて、「遠駆けの一|番試合で、勝敗を決めることは当方で、望むところ、たしかに承知した。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
この嶮峻な山路の遠駆けに、騎馬をえらべば愚かである。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
) なかば、安心しているので、興味をもって待ちかまえていると、すでに、支度ができていたものか、遠駆けにえらばれた巽小文治、朱柄の槍を山県蔦之助の手にあずけて、「どうッ、どうッ」 一|頭の白馬をひいて、試合場へあらわれた。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
作例 · 標準
騎兵隊は敵陣へ向けて遠駆けをした。
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馬に乗って草原を遠駆けするのは、最高の気分だ。
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夕暮れの道を遠駆けする騎手の姿があった。
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