居丈
いたけ
名詞
標準
文例 · 用例
スタニスラウスは一層居丈高になつて、吭に支えて眠つてゐる詞を揺り醒ますやうに、カラの前の方を手まさぐつた。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
愛吉しゃッきりと堅くなって、居丈高。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
足許の明るい内に、さらけ出してお謝罪をしろと、居丈高に詰寄れば、「こりゃ可笑い、お政府に税を差上げて、天下晴れての宿屋なら、他人の妻でも妾でも、泊めてはならぬ道理は無い。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」三太夫は驚きながらも居丈高。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
それに引かえて主人は萎え汚れて黒ばめる衣裳を、流石に寒げに着てこそは居ないが、身の痩の知らるる怒り肩は稜々として、巌骨霜を帯びて屹然として聳ゆるが如く、凜として居丈高に坐った風情は、容易に傍近く寄り難いありさまである。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
そうなってあらためて今読み返してみると、一連のDOS/V物にはなにか居丈高な印象を受けた。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
こつちに来い」 と勃凸が居丈け高になつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
」 かかる際にも師直は父の権威を傷つけまいとするように、居丈高になって罵った。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫