経籍
けいせき
名詞
標準
文例 · 用例
続いてソラヌスの「使者神指杖」をはじめ、ウルブリッジ、ロスリン、ロンドレイ等の中世医書から、バーコー、アルノウ、アグリッパ等の記号語使用の錬金薬学書、本邦では、永田|知足斎、杉田玄伯、南陽原等の蘭書釈刻をはじめ、古代支那では、隋の「経籍志」、「玉房指要」、「蝦蟇図経」、「仙経」等の房術書医方。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
渋江家は代々学医であったから、父祖の手沢を存じている書籍が少くなかっただろうが、現に『経籍訪古志』に載っている書目を見ても抽斎が書を買うために貲を惜まなかったことは想い遣られる。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
偶少数の人が知っているのは、それは『経籍訪古志』の著者の一人として知っているのである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
然らば世に多少知られている『経籍訪古志』はどうであるか。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
世間に多少抽斎を知っている人のあるのは、この支那人の手で刊行せられた『経籍訪古志』があるからである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
『経籍訪古志』は余りわたくしの用に立たない。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
「弘前の渋江なら蔵書家で『経籍訪古志』を書いた人だ」といった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
『経籍訪古志』には抽斎の号は載せてないからである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫