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独地

どくち
名詞
1
標準
文例 · 用例
恥さらしの、孤独地獄の、しかもまた累々たる半死の膃肭獣の群棲場。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
切っても切れない、断とうとしても断てない執着の絆を思い、孤独地獄の苦悩を痛感したのであろう。
種田山頭火 片隅の幸福 青空文庫
しかし当時抽斎を揺り撼して起たしめたものは、独地震のみではなかった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
龍之介さんの著した小説集「羅生門」中に「孤独地獄」の一篇がある。
森鴎外 細木香以 青空文庫
生々世々、国主大名などに再びとは生れまじきぞ、多勢の中に交じりながら、孤独地獄にも陥ちたらんが如く苦艱を受くること屡々なりなど仰せられ、御改易のことについては、些の御後悔だに見えさせられず候。
菊池寛 忠直卿行状記 青空文庫
強ち孤独地獄の呻吟を堪へなく思つたわけではないが、或偶然事が私を伊藤に結びつけた。
嘉村礒多 途上 青空文庫
窮乏せる結婚生活が恋愛の墓場であるにしても、オールドミスの孤独地獄よりはなおまさっている。
倉田百三 婦人と職業 青空文庫
あるものは、ぞっとするほど恐ろしい真暗な孤独地獄の闇ばかり。
豊島与志雄 一つの愛情 青空文庫