違勅
いちょく
名詞
標準
disobeying the emperor's order
文例 · 用例
――したって何んだい、間男ぐらい」「斉彬の真意は判らぬが、薩州の急進党は、攘夷を以て、討幕を口実にしようとしているが、幕府を討つ口実としては、開国は、違勅であるという、この一本槍で――」「何が、一本槍だい。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
言葉|尻を捉えたり揚足を取る人ならば、花を好むというは、「戊申詔書」の華を去り実に就くというご趣旨に反く、違勅の逆臣なりなどいうこともあろう。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
この際、徳川の親藩なぞで至急に江戸を引き払わないものは、違勅の罪に問われるであろう。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
而してこの時において、幕府には、継嗣論一大難題となり、これがために井伊直弼、安政五年四月二十五日に大老職に就き、その余勢の及ぶ所、遂に勅許を経ずして、六月仮条約に調印し、ここにおいていわゆる違勅の大抗議を天下に喚起せり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
謂らく、水戸と堀田と西城の議合す、故を以て阿附朋比し、遂に違勅の挙を為す、水戸、堀田を斬らずんば、夷事|理むべからざるなりと。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
ここを以て吏に対して幕府違勅の已むを得ざるを陳じ、然る後当今的当の処置に及ぶ。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
これをもつて吏に対して幕府違勅の已むをえざるを陳じ、しかるのち当今的当の処置に及ぶ。
— 吉田松陰 『留魂録』 青空文庫
たといそういう政治家が官僚の中から出たとしても、すでに議会が開けた以上は、代議士さえ聖旨にかなうような人であれば、そういう違勅の政治家を駆逐することができたはずである。
— 和辻哲郎 『蝸牛の角』 青空文庫
作例 · 標準
彼は皇帝の命に背き、違勅の罪で処罰された。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
歴史書には、多くの武将が違勅を犯して乱を起こした記録が残されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
違勅は国家に対する重大な反逆行為とみなされた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
違勅(いちょく)とは、天皇の勅に違うことによる罪のこと。違勅罪(いちょくざい/いちょくのつみ)とも。
出典: 違勅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0