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全幅

ぜんぷく
名詞-の形容詞頻度ランク #33950 · 青空 154
1
標準
full
文例 · 用例
彼は、警官の密集を利用しようとする、本能的な且つ職業的な彼一流の計画を忘れて、その小僧っ子に、いつか全幅の考えを奪われてしまった。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
町辻でうめき酒場でうめきしているそのうめき声にひとりで節が乗ってとうとう人間のうめきの全幅の諧調を会得するようになったのだ。
岡本かの子 巴里の唄うたい 青空文庫
はじめてこの時少年の面貌|風采の全幅を目にして見ると、先刻からこの少年に対して自分の抱いていた感想は全く誤っていて、この少年もまた他の同じ位の年齢の児童と同様に真率で温和で少年らしい愛らしい無邪気な感情の所有者であり、そしてその上に聡明さのあることが感受された。
幸田露伴 蘆声 青空文庫
……こゝでは町も、森も、ほとんど一浦のなぎさの盤にもるが如く、全幅の展望が自由だから、瀬も、流れも、風の路も、鳥の行方も知れるのである。
泉鏡太郎 木菟俗見 青空文庫
それから、体力や精神力に全幅的な大きさが無い。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
たとえ短時日でも隣人として朝夕の不用意のうちにその人の多方面を見ることは、主客、友人として特定時間内に何年逢って居るよりも何程か多くその人の表裏全幅を知悉し得ると云えよう。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
町辻でうめき、酒場でうめきしてゐるそのうめき声にひとりで節が乗つてとう/\人間のうめきの全幅の諧調を会得するやうになつたのだ。
岡本かの子 ダミア 青空文庫
然れば今こゝに畫を描くのを非常に好むものが有つて、其の者が親兄弟の觀誘に從ひ、自ら勵みて、自分の好まぬ僧侶たらんと志して、厭々ながら三藏に眼を曝すとすると、何樣しても其の氣が全幅を擧げて宗教の事には對はないで、おのづから繪畫の方へ赴きたがる傾が有るものである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
作例 · 標準
その計画を成功させるためには、全幅の協力を惜しまない。
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彼は全幅の信頼を置ける人物だ。
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私たちは彼に全幅の期待を寄せて、プロジェクトを任せた。
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2
標準
overall width
作例 · 標準
この車の全幅は1.8メートルなので、狭い道では少し運転しにくい。
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新しいビルは、その全幅にわたってガラス張りのデザインだ。
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貨物船の全幅を考慮して、港の入港許可が下りた。
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