杓子定規
しゃくしじょうぎ
形容動詞名詞
標準
strict
文例 · 用例
しかし昔の道を杓子定規にそのまま履んで、それで巧く世が治まるくらいなら、誰も苦労はしないよ。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
日本人は画の理解があればあるほど狩野派とか四条派とか南宗とか北宗とかの在来の各派の画風に規矩され、雪舟とか光琳とか文晁とか容斎とかいう昔しの巨匠の作に泥んだ眼で杓子定規に鑑賞するから、偶々芸術上のハイブリッドを発見しても容易に芸術的価値を与えようとしない。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
こゝで注意しなければならぬことは、私が上に述べたことを機械的に、杓子定規的に解してはならぬといふことである。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫
四人の大学生たちは、舎監の藤井とちがって、あまり杓子定規ではない。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
又當時奴國、不彌國以南にして道里明白ならば、宜しく其の數を記すべきに、單に其の行程を日數にて計り、里數を擧げざるを見れば、此間の道里を一萬二千餘里の中より精確に控除して計算せんことは、杓子定規に近きの嫌あり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
町人はかくあるべきもの、女房はかくすべきもの、子供はかく仕えべきものと、杓子定規で相場がきまっております。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
その杓子定規を打破しないと、到底今日の思想界は救ふべからざるものである。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
われ固より善詩人は即好判者なりといふものならねど、自ら經營の難きを知るものは、猥に杓子定規うち振りて、※鑿その形を殊にして、相容れざるやうなる言をばいかゞ出さむ。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
作例 · 標準
彼の仕事のやり方は杓子定規で、もう少し柔軟性があってもいいと思う。
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役所の対応は杓子定規で、例外を一切認めなかった。
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この杓子定規な規則が、かえって業務の効率を下げているように感じる。
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