気慰み
きなぐさみ
名詞
標準
diversion
文例 · 用例
草の実の採入れは、それとは趣の異った、暢気な、間のぬけた、ほんのちょっとした気慰みの仕事に過ぎないが、それでも、そのなかに閑寂そのものの味が味われないこともない。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
小さい買物の範囲でいくらか羽根をのばした気慰みをしつつ、女の幸福というものへの二度目の疑問を抱きはじめるのが、非常に多くの例ではないだろうか。
— 宮本百合子 『若い娘の倫理』 青空文庫
小綺麗なメリンスの掛蒲団をかけて置炬燵にあたりながら気慰みに絽刺しをしていたところと見えて、右手にそれを持っている。
— 近松秋江 『霜凍る宵』 青空文庫
ここはいわゆる――山中長物なし、ただ禽の音あるのみ――ですが」 座は、客より下へ取っているが、眼は微笑をたたえて、風来の客を、ほんの気慰みに扱っているという容子。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
文學は遂にわが頼り無きなぐさみなり。
— 「その春の頃」の序 『貝殼追放』 青空文庫
作例 · 標準
少し落ち込んでいたが、友人とのおしゃべりが良い気慰みになった。
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仕事の合間のコーヒーブレイクは、ささやかな気慰みだ。
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庭いじりは、日常の喧騒を忘れさせてくれる気慰みだ。
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休日の読書は私にとって最高の気慰みです。
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