一得
いっとく
名詞
標準
one advantage
文例 · 用例
春になったら房州南方に移住して、漁師の生活など見ながら保養するのも一得ではないかと思います。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
一得一失こそ、ものの成長に追随するさだめではなかったか。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
草花いぢりも夏の一得であらう。
— 夏を愛する言葉 『樹木とその葉』 青空文庫
由って思案の末課目が十あるうち作文と講義は得手物で満点と極まっており、総点数の五分一得れば落第せぬ定め故、他の八課の答えは直ちに白紙を差し出し件の二課は速くやって退け十分安心して遊び廻った。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
げにや、一得は、必ず一失を伴ふ。
— 大町桂月 『碓氷峠』 青空文庫
物にはすべて一得、一失有りつてね。
— 石川啄木 『我等の一團と彼』 青空文庫
一得、一失は有るが、要するに此の二つの外に無いね。
— 石川啄木 『我等の一團と彼』 青空文庫
宵からぐつすり寝たので早く眼が覚めて、夜の明けるのが待ち遠しかつた、これも老人の一得一失だらう。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
この電子レンジは温めムラがたまにあるけれど、操作が極めて単純という一得がある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「今の会社は給料は安いが、残業が一切ないのが唯一の一得かな」と彼は自嘲気味に笑った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
都会の狭いアパート暮らしも、駅からの近さという一得があれば我慢できる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview