一刻一刻
いっこくいっこく
名詞副詞
標準
hourly
文例 · 用例
実際園が書物に見入っているところを傍から見ていると、一刻一刻園が成長してゆくのが見えるようで、人見はおいてきぼりを喰いそうで、不安になるくらいだった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
「念々」とは一刻一刻の心を検めること、「即処に主となれ」とは自分の心の臨むすべての場所において、正念(正しきものの考え方)をうち建てよということであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
一刻一刻の、美しさの完成だけを願って居ります。
— 太宰治 『皮膚と心』 青空文庫
そうして、あなたのお父様と私のお母様が、死ぬまでお隠しになった恋が、お兄様と私とによって顔容を入れ違えたままに遂げられなければならぬ運命が一刻一刻とさし迫って来ておりますことを、私は毎日毎日ハッキリと感ずるようになって参りました。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
夜だつたから猶更東京近しとの暗示が何となく神秘に聞えて、街から街へ殖えてゆく電気灯の色までが、一刻一刻に少年のみづみづしい心を腐蝕してゆく中毒症の斑点の様に美くしく見えた。
— 北原白秋 『新橋』 青空文庫
嘘で塗り固めた権力と表面の統一のもとに国内生活は恐ろしい破綻を孕み、戦局は一刻一刻と敗退の途を辿りながら昭和二十年の夏が来たのであった。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
この弟の生命が一刻一刻消えてゆく過程を私は息もつけないおどろきと畏れとで凝視した。
— 宮本百合子 『青春』 青空文庫
空気は一刻一刻、寒くなって来た、そして、巳之吉は蓑の下でふるえていた。
— YUKI-ONNA 『雪女』 青空文庫
作例 · 標準
救急治療室では、患者の容態が一刻一刻と変化していくため、医師たちは片時も目が離せない。
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締め切りが一刻一刻と迫る中、彼はキーボードを叩く指を止めなかった。
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山頂から眺める夕日は、その一刻一刻と変わる空の色が幻想的だった。
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重要な作戦の最中、現地の状況が一刻一刻と司令部に報告された。
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