下部屋
しもべや
名詞
標準
servants' quarters
文例 · 用例
下部屋の戸ががらり勢いよくあく音がして、まもなく庭場の雨戸ががらがら二、三枚ずつ一度に押しあける音がする。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
それを、暫くしてから、漸く本間|定五郎と云う小拾人が、御番所から下部屋へ来る途中で発見した。
— 芥川龍之介 『忠義』 青空文庫
ナーニこれだって解釈はつく、それ地下部屋という、ありきたりのものを、勘定の中へ入れればな。
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
あの古いほうの下部屋には、あんたも知ってのとおり、古手の召使ばかりいるでしょう、――エフィーミュシカだの、ポーリャだの、エフスチーグネイだの、カールプだのって。
— ――喜劇 四幕―― 『桜の園』 青空文庫
国主大膳亮はこの夜更けにねもやらず、夜着をはねて黙然と端座したまま瞑想にふけっているようす、つづみの与吉はすでに、ねんごろに下部屋へさげられて休養したあとだった……。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
若奥さんは下部屋からちょうど呉媽を引張り出して来たところで「お前はよそから来た者だ……自分の部屋に引込んでいてはいけない……」 鄒七嫂も側から口を出し「誰だってお前の潔白を知らない者はありません……決して気短なことをしてはいけません」といった。
— 魯迅 『阿Q正伝』 青空文庫
それらの廊下部屋はそれぞれ、私がはいってるような監房の一種の控え室となっている。
— LE DERNIER JOUR D'UN CONDAMNE 『死刑囚最後の日』 青空文庫
なるほどいる」「おつかれになりましたろう」「そなたこそ」 宥って――「縁者どもはしきりと辞退しぬいていたが、まさか、眼上の年老ったお方達を下部屋へ寝かせて、そなたとわしが金屏のうちにもやすめまい。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
屋敷の離れにある下部屋には、住み込みで働く使用人たちが身を寄せ合っていた。
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下部屋からは夜遅くまで、仕事終わりの召使たちの笑い声が漏れてくる。
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「お前は明日から下部屋で寝起きしてもらう」と厳しい執事に言い渡された。
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