棠軒
棠軒
名詞
標準
文例 · 用例
伊沢榛軒の嗣子|棠軒はこれに従って北に赴いた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
棠軒は福山藩から一粒金丹を買うことを託せられていたので、この任を果たす傍、故旧の安否を問うたのである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
棠軒、名は信淳、通称は春安、池田|全安が離別せられた後に、榛軒の女かえの壻となったのである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
徳さんは棠軒の嫡子である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
独り榛軒の養嗣子|棠軒は、嘉永五年十一月四日より明治四年四月十一日に至る稍詳密なる「棠軒公私略」を遺し、僅に中間明治元年三月中旬より二年六月上旬に至る落丁があるに過ぎぬが、其文には取つて蘭軒榛軒二代の事跡を補ふべきものが殆無い。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
伊沢|徳さんの語る所に拠るに、三沢氏は玄間の称を世襲したもので、徳の父棠軒の同僚にも一の洋医三沢玄間があつたさうである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
他年榛軒の嗣となるべき棠軒淳良が、四月十四日に因幡国鳥取の城主松平因幡守|斉訓の医官田中|淳昌の子として生れた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
即ち後の棠軒である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫