多情多恨
たじょうたこん
名詞名詞-の形容詞形容動詞
標準
sensibility
文例 · 用例
芸術よりも、その日暮しは千倍も豊富である人、多情多恨夢は荒野を駆け廻りながら、実はといへば陋巷の一室に暗然影を抱いて寝ぬる人、――所詮ヂェラルドは陶酔の一形式として存する。
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
そは多情多恨なる證なるべし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
多情多恨金色夜叉類。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
香峰は好男子にして、多情多恨の才子なり。
— 大町桂月 『月の隅田川』 青空文庫
それが、『多情多恨』あたりに来てやつと思ひ通りなものにぶつつかつたといふやうなことを言つたのを私は聞いたことがあつた。
— 田山録弥 『明治文学の概観』 青空文庫
紅葉の『多情多恨』などはその空気から生れた産物の一つである。
— 田山録弥 『明治文学の概観』 青空文庫
見て、頭にちやんと入つてゐさへすれば、楽に本当に、しかもわけなく書ける』そして『多情多恨』の待合の条を書く時に、かれはわざ/\出かけて行つて写生して来た。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
それから後、かれは『紫』と『多情多恨』とを言文一致で書いた。
— 田山録弥 『尾崎紅葉とその作品』 青空文庫
作例 · 標準
愛する人との別れを惜しむ多情多恨な心情を、一首の短い和歌に託して贈った。
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人生は多情多恨であり、大きな喜びの後には必ずと言っていいほど深い悲しみが訪れる。
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多情多恨な彼は、過去の些細な過ちをいつまでも悔やみ、夜も眠れない日々を過ごしている。
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