手得
てどく
名詞
標準
gain of tempo (shogi, othello)
文例 · 用例
ああすべて惱ましき光の中に桃の笑みてふくらむ情慾の一時にやぶれてどくどくと流れ出でたり。
— ――敍情小曲―― 『春晝』 青空文庫
まてどくらせど鬼はこず。
— 絵入り小唄集 『どんたく』 青空文庫
日本のむすめ 宵待草まてどくらせどこぬひとを宵待草のやるせなさこよひは月もでぬさうな。
— 絵入り小唄集 『どんたく』 青空文庫
待てどくらせど晴れぬ空降りつ濺ぎつはてしなき雨と涙に我心朽ちなば朽ちよ窓の簾ともろともに。
— 永井壮吉 『偏奇館吟草』 青空文庫
とりのこされた一学は、なにか、急病で不快でも起したのかと思っていたが、それから、待てどくらせど、神主の返辞もなければ神官たちの応接もない。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
しかしこれが何と、行ったきりで、待てどくらせど、なかなか帰って来なかったのだ。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
将棋の対局で、銀交換の結果として生じた手得を活かし、有利な局面を築き上げることができた。
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彼は手得を重視する棋風で、わずかなテンポの差を積み重ねて相手を圧倒する。
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囲碁の序盤戦において、相手に無駄な一手を使わせることで得た手得が、終盤の勝利に繋がった。
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