憎まれ口
にくまれぐち
名詞
標準
abusive language
文例 · 用例
さっきだって、私が階下へ降りないと云うと、じゃ前川さんがお帰りになっても知らないなんて、憎まれ口云うんですもの。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
」「愚哉々々、これ黙らっせえ、平の捨吉、汝今頃この処に来って、憎まれ口をきくようじゃあ、いかさま地いろが無えものと見える。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
やくざな野郎だあ」 平生惡口をいひ合うてる間柄だけに思ひ切つた憎まれ口を叩いて去つた。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫
そこで同人諸君に希望するのは後輩の手前もあり責任上、欺瞞だらけの画布は捨て素晴らしいものの出品を期待してゐるといふ僕のいはなくてもよい憎まれ口をいひたくなるわけだ。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
世間へ吹聴して貴方を困らせるなどと申したのは、あれは些のその場の憎まれ口で、私|決してそんな心は微塵も無いので御座いますから、どうかそのお積で、お心持を悪く遊ばしませんやうに。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
余り偏痴気論を振り廻したくないが、世間には存外な贔屓の引き倒しもあるから、ただ一個条憎まれ口を叩いておこう。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
だから、憎まれ口もきくもんさね。
— 生首の進物 『右門捕物帖』 青空文庫
身どもがこうして参ったは、憎まれ口ききに来たのではないわ。
— 妻恋坂の怪 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
彼は酒が入ると、つい憎まれ口を叩いてしまう。
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彼女の憎まれ口にも、どこか愛情が感じられた。
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会議で、彼は上司に憎まれ口をきいて、場の空気を悪くした。
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