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ふいと

ふいと
副詞
1
標準
abruptly
文例 · 用例
ふいと声を落して、「君、起きろよ。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
」と龜は、ここに於いて、かのエデンの園の蛇の如く、何やら人の好奇心をそそるやうな妙な事を、ふいと言つた。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
」と兎は平然と手きびしい引導を渡して、それから、ふいと別の何か素晴らしい事でも思ひついたらしく急に眼を輝かせ、笑ひを噛み殺してゐるやうな顏つきで狸のはうに向き直り、「それぢやあね、こんど一ぺんだけ、ゆるしてあげる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
しかしそれがふいと見当をちがえて転向してみたり、また不明な原因で勢力が衰えてしまって軽い嵐くらいですんでしまうことがしばしばあるのである。
寺田寅彦 颱風雑俎 青空文庫
「よっぽど悧巧にならなけりゃ、おらに、お蘭さ嫁に来めえ」 そういうと四郎はふいと立って出て行ってしまった。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
北上岸の製板所の立て並べられた板の前を小さな男の子がふいと歩く。
宮澤賢治 うろこ雲 青空文庫
)そんな訳ではございませんが、ふいとそう思ったもんですから。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
フリツツがふいとその方角を見ると、茶色のジヤケツを着た、小さい姿が、プラツトフオオムの戸の向うへ隠れるのが見えた。
DIE FLUCHT 駆落 青空文庫
作例 · 標準
仕事の合間、ふいと故郷の両親の顔が思い浮かび、電話をかけたくなった。
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窓の外を眺めていたら、ふいと一羽の珍しい鳥が目の前を横切った。
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散歩の途中でふいと足が止まり、美しい夕焼けに見入ってしまった。
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ふいと(ふいと) — 幻辞.com