荷積み
にづみ
名詞
標準
文例 · 用例
(明治四十年十月一日『東京朝日新聞』) 十一 磁力起重機 強い電磁石を使って重い鉄片などを吸い付けて吊し上げ、汽車や汽船の荷上げや荷積みをする器械が近来|処々で用いられる。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
夜は荷積みで騒がしい。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
倉庫で働いている男や、黙って荷積みをしている人夫の姿が、時々お庄の目に侘しく映った。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
それに、艫寄の半分を板戸で仕切つて、荷積みの為に区別がしてあるので、客の座るところは細長い座敷を見るやう。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
境の港から私達を乘せて來た岡田丸は、美保の關での荷積みその他を終つて、棧橋のところに私達を待つてゐた。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
これを、一荷十銭として、一台が二十荷積みであるから、二円、三十台で六十円となるが、トラック一回の費用が前述の如く、一台一回一円五十銭、三十回で四十五円かかる訳であるから、結局十五円というものしか収入になって来ないのである。
— 火野葦平 『糞尿譚』 青空文庫