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殿様蛙

とのさまがえる
名詞
1
標準
black-spotted pond frog (Rana nigromaculata)
文例 · 用例
鍋のなかには、無造作にひきちぎられた雑草の葉っぱの上に、殿様蛙の幾匹かが、味噌汁の熱気に焼け爛れた身体を、苦しそうにしゃちこ張らせたまま、折重って死んでいた。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
そうすると、それと入れ違いに今度は赤い兵隊の服を着た赤蛙が先に立って、あとから最前の疣蛙が這入って来ると、立派な金モールの服を着た殿様蛙と、その奥さんらしいやさしい顔をした青蛙が這入って来ました。
夢野久作 オシャベリ姫 青空文庫
この殿様蛙夫婦が這入って来ると、室中にいた疣蛙も赤蛙も青蛙もみんな一時に床の上にひれ伏してしまいました。
夢野久作 オシャベリ姫 青空文庫
けれどもその中で疣蛙だけは頭を下げたばかりで、やがて殿様蛙の夫婦をつれて姫の前に来て、姫の眼や口や鼻を指さして、「クンクンクンクン」 と何か話しますと、殿様蛙夫婦は眼をクルクルまわしてうなずいております。
夢野久作 オシャベリ姫 青空文庫
疣蛙はここのお医者さんで、殿様蛙はきっとここの王様で妾を見に来たのに違いない。
夢野久作 オシャベリ姫 青空文庫
妾の顔と蛙の顔とは大変に違うから珍らしがっているのだろう」 こう思っているうちに、殿様蛙は赤蛙の兵隊を連れてサッサと帰って行きました。
夢野久作 オシャベリ姫 青空文庫
殿様蛙の背中みたいじゃ。
海野十三 宇宙戦隊 青空文庫
そしてそこら中から、仰々しい殿様蛙の鳴き声があがっていた。
海野十三 青空文庫
作例 · 標準
田んぼのあぜ道で、立派な殿様蛙が大きな声で鳴いている。
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子供の頃、殿様蛙を捕まえようとして泥だらけになったのを思い出す。
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水田を飛び跳ねる殿様蛙は、日本の田園風景に欠かせない存在だ。
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