良かろう
よかろう
表現
標準
probably good
文例 · 用例
」(腹の具合が良かろう筈がねえじゃないか、医者にもかけねえ、薬も飲まさせねえ、軟かい滋養分も食べさせない、その代りに子供の守をさせてる!
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
心はあかしてのたまわねど、太くもの思に沈ませたまい、軽快|濶達なりし昨日に似ず、憂鬱沈痛になりたまえば、どうして良かろうと、ご家来も呆れ果ててぞいられける。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
実費医院で診て貰うと、泌尿科の専門医へ行くが良かろうとのことで、島ノ内のK病院が有名だときいて、診せると、膀胱がわるいという。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
それなら他所へ行くが良かろう。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
即ち、此の島の酋長という酋長、島民という島民が残らず、道路の開拓に、農場の経営に、子弟の教育に、資源の開発に、全力を注いだら、――それも一ツシタラへの愛の為でなく、諸君の同胞、子弟、更に未だ生れざる後代の為に、そうした努力を傾けたら、どんなに良かろうと思うのです。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
あすこが良かろう」「よし来た。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
すこし上達して来ると、「節の附かんとも時々は良かろう」 と云って文句ばかりを書いてくれることもあった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
大食の為に弁護して大食でも運動を多くしたら良かろうなどと云うのは良くない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫