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横座

よこざ
名詞
1
標準
文例 · 用例
土下座せんばかりの母親の挨拶などに対しても、父は監督に対すると同時に厳格な態度を見せて、やおら靴を脱ぎ捨てると、自分の設計で建て上げた座敷にとおって、洋服のままきちんと囲炉裡の横座にすわった。
有島武郎 親子 青空文庫
彼は軽い捨て鉢な気分でその人たちにかまわず囲炉裡の横座にすわりこんだ。
有島武郎 親子 青空文庫
這入るのなら早く這入って来う」 紺のあつしをセルの前垂れで合せて、樫の角火鉢の横座に坐った男が眉をしかめながらこう怒鳴った。
有島武郎 カインの末裔 青空文庫
川森は恥じ入る如く、「やばっちい所で」といいながら帳場を炉の横座に招じた。
有島武郎 カインの末裔 青空文庫
仁右衛門は押黙ったまま囲炉裡の横座に坐って佐藤の妻の狂態を見つめていた。
有島武郎 カインの末裔 青空文庫
松太郎はトロリと酔つて了つて、だらしなく横座に胡坐をかいてゐる。
石川啄木 赤痢 青空文庫
松太郎は、トロリと醉つて了つた、だらしなく横座に胡坐をかいてゐる。
石川啄木 赤痢 青空文庫
家にも二人まで下男がゐたし、隣近所の助勢も多いのだから、父は普通なら囲炉裏の横座に坐つてゐて可いのだけれど、「俺は稼ぐのが何よりの楽だ。
石川啄木 刑余の叔父 青空文庫