策問
さくもん
名詞
標準
文例 · 用例
そして閣下をまた元のようにテーブルの前に坐らせると、醇々と国策問題を述べだしたのであった。
— 海野十三 『十八時の音楽浴』 青空文庫
元来内政会議は農村対策問題が中心になって来ているもので、後藤農相の中心人物振りは寧ろ当然であるのだが、現内閣の持論である農村の自力更生主義の上に立って、後藤農相の内政会議は農村精神作興案なるものを採用したのである。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
しかし、お雪ちゃんは、どうもそういう政策問題には触れて行きたがらないで、ややともすれば、元へ元へと話を引戻したがっている気色は明らかです。
— 新月の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
特に歴史の科目設けられざりしと雖、策問によりて時務を論ぜしむること、以て其缺點を補ふものなり。
— 原勝郎 『貢院の春』 青空文庫
續而去夏墨夷赤狄東西に滯船し、志士哈嗹島、無人島、八丈島之事必を論ずるの策問之有。
— 松浦武四郎 『他計甚※(竹島)雜誌』 青空文庫
けれど今日の地方文化問題は、すでに銃後の國策問題として重要なものであるから、それを私行的に思惟して、隱徳の美風となし、「人知れず」を獨り尊んでゐるとしたら大きな錯覺だと思ふ。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫