床尾
しょうび
名詞
標準
文例 · 用例
着剣した、兵士の銃と銃、剣と剣が触れあって、がちゃがちゃ鳴ったり、床尾板がほかの者の剣鞘をはねあげたりした。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
ホープはリヴォルヴァの床尾をぴしゃりと叩く。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
二年前まではこの中学の校舎は兵営だつたため、控所の煉瓦敷は兵士の靴の鋲や銃の床尾鈑やでさん/″\破壊されてゐた。
— 嘉村礒多 『途上』 青空文庫
「メリケン仕入れの最新式、レミントン」「なアるほど」「もと込めです、手にとって調べてみて下さい」「おッと――これは軽い、なるほど、なるほど」と阿賀妻は遊底を動かしてみて床尾を肩に構えてみた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
聞こえるものとては、袋町や街路をさがし回ってる巡邏の騒がしい足音、石にぶつかる銃床尾の音、配置の探偵に呼びかけるジャヴェルの声、よく聞き取れないその言葉のののしり声。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
開いたりしめたりする扉の音、肱金の上にきしる鉄門の響き、衛兵らの騒ぎ、門監らの嗄れた叫び声、中庭の舗石の上に当たる銃の床尾の音、それらのものが彼の所まで聞こえてきた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
次には時々銃声が聞こえ、人々は逃げ出し、家の正門は銃床尾で乱打される。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
その時彼は銃を取って、その床尾で扉をたたき始めた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫