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黒犬

くろいぬ
名詞
1
標準
black dog
文例 · 用例
おのが身の闇より吠えて夜半の秋 黒犬の絵に讃して咏んだ句である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
闇夜に吠える黒犬は、自分が吠えているのか、闇夜の宇宙が吠えているのか、主客の認識実体が解らない。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
真中の芝生に鶴が一羽歩いているのを小さな黒犬が一|疋吠えついていた。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
自身番へ引っ立てられた時、かれは狂女を粧ってその場を逃がれる積りであるらしかったが、あとから彼の男と庄太とが大きい黒犬の死骸を引き摺って来たので、かれの狂言は結局不成功に終った。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
あひるがただ一羽とはあまりにさびしいと思っていたが、宿の人に聞いてみると、はじめは二羽いたそのうちの一羽が別荘の黒犬に食われたのだそうである。
寺田寅彦 沓掛より 青空文庫
しかし、こうして人間に慣れ過ぎて水を離れた陸上をうろついていると、いつかはまたどこかの飼い犬か以前の黒犬かが来て一口にかみ殺すようなことになるかもしれない。
寺田寅彦 沓掛より 青空文庫
その時、奥山で餞した時、時ならぬ深夜の人影を吠える黒犬があった。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
で、もうこの頃はすでに、悪魔の黒犬は僕の背中に噛みついていたのでした。
渡辺温 象牙の牌 青空文庫
作例 · 標準
番犬として飼われている黒犬は、見知らぬ人に吠えかかった。
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散歩中の黒犬が、元気いっぱいに尻尾を振って挨拶してきた。
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公園で出会った黒犬は、とても賢く、芸を披露してくれた。
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