間怠っこい
まだるっこい
形容詞
標準
(frustratingly) slow
文例 · 用例
おれには、ただ少しまだるっこいだけである。
— 太宰治 『葉』 青空文庫
どっちにしても、結局の目的は主観であって、それを描き出すのが主だとすれば、間接のまだるっこい画など描かずに、直接の主観をじかに出して、露骨に訴えたり、叫んだり、主張したりする方が好いじゃないか、と多くの主観主義者は考えるのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
公子 ああ、まだるっこい。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
恐縮とか痛みいるなどの言葉もまだるっこい。
— 太宰治 『作家の手帖』 青空文庫
そのとき丈人が圃に水をやるのに、御苦労さまにも坑道をつけた井のなかに降りて往き、そこから水甕を抱いて出て来るのを見て、子貢がひどく気の毒がって、そんなまだるっこいことをするよりも、いっそこうしたがよかろうと、槹の仕方を伝授したものだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
「親方、俺はそんなもんじゃまだるっこい!
— 菊池寛 『仇討三態』 青空文庫
殊にその夜張った非常線が、何の効果もなく三日経っても五日経っても犯人の手懸りが、少しも無いのを知ると、私は警察の活動が、愈々まだるっこいように思われて、じっとして居られないようないらいらした心持に、ならずには居られませんでした。
— 菊池寛 『ある抗議書』 青空文庫
納得のゆく方向に立って生活の実体とともに歩みすすめられてはいるのだが、その足どりは、まだるっこい、という種類のもの足りなさではない。
— ――こんにちの文学への疑い―― 『「下じき」の問題』 青空文庫
作例 · 標準
間怠っこい話し方をするので、彼の意図を理解するのに時間がかかる。
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彼女は間怠っこい動作で、周りの人をイライラさせてしまう。
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その電車は各駅停車で、間怠っこいほどのんびりとした旅だった。
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